ごあいさつ 『私の想い』


ごあいさつ 『私の想い』

 

 三十三年前、松阪市大黒田町にて小さな小さな「そろばん教室」が誕生いたしました。 

 当時、夫が商業高校で珠算部の顧問をしていた関係で、 私も、夫と共通のものを自分のライフワークにしたいと、 小さい頃から習っていた「そろばん」を生かしての創立でした。 

 寺小屋時代から「読み・書き・そろばん」と云われ続けてきたように、 「そろばん」は子供の成長に欠くことができない学習です。 
最近では、ただ単に「そろばんはいいらしい」ということから、医学的にも科学的にも研究が進んでいます。 そして、「そろばん」を正しく速く弾くことによって、計算力だけでなく脳が鍛えられ集中力や忍耐力、思考力、記憶力等が培われることが証明されてきています。 

この事は私をも含め多くの珠算にたずさわる人達が 「そろばん」指導の中でしっかりと体感している事と思います。 

 幼い子がパチンパチンと小さな指で「そろばん」の珠(たま)を弾きながら 数感覚を身につけ、どんどん上達していきます。 
そしてそのうち目にも止まらぬスピードで大きな数を計算したり、 それを「そろばん」を使わず暗算で計算したりの毎日をみておりますと、 子供に自然と落ち着きは出てきますし、深く集中もしてきます。 
 この様にして脳を刺激し、強いバネの様なものが育ってくるのを実感します。 

 そんな素晴らしい「そろばん学習」を多くの子が経験して 自分に自信を持ち「そろばん習ってよかったー!」の若者を増やしたくて今日も張り切る私です。 

 

平成25年 磯田 記子